リヨンで備前焼『用の美』を体感
~備前焼 陶芸家 藤原和『日本の生活様式の中の備前』開催~
日本六古窯の一つとして、千年以上の歴史を持つ備前焼。生けた花の自然の美を引き出し、また盛り付けた料理の美味しさを引き立てる『用の美』を持つ備前焼は華道・茶道・そして日常生活で用いられてきた。備前焼の作陶家として第一戦で活躍する藤原和をリヨンに招き、備前焼講演会・学校でのワークショップを通して、備前焼の美を紹介する。また美術作品の備前焼としてだけではなく、料理・酒・花との融合を参加者に体感してもらい、いかに備前焼が日本人の生活を支え、調和し、日本人の美意識を構築してきたかを紹介する。当イベントは、日本美術に造詣の深かったエミール・ギメが創立したリヨン・ギメ博物館が前身であるコンフリュアンス博物館と在リヨン領事事務所と初の共催イベントであり、日仏文化理解への大きな一歩を踏み出す。
- イベント内容
1-1. 藤原和講演会*
日時:2017年3月7日(火) 16 :00-17 :00
場所:コンフリュアンス博物館 小ホール
内容:日本伝統文化における備前焼の役割、日本の美意識が凝縮された備前焼の魅力を画像を交えながら紹介
1-2. 備前焼を目と舌で味わう体験展示会*
日時:2017年3月7日(火) 17 :15-18 :45
場所:コンフリュアンス博物館 レセプション会場
内容:美食の街・リヨンで備前焼と和食の融合を堪能。実際に備前焼の器にお料理を盛り付け、花を生け、日本酒を注ぎ、備前焼との色の調和、触感、味を参加者に五感で体験してもらう。陶芸愛好家をはじめ、日本芸術愛好家、リヨン市関係者を招待する。また食の発信地リヨンに2018年にオープンする国際美食館の第一回特別招待国が日本として選ばれたことから、美食館関係者やシェフを招き、和食の魅力を紹介する。寿司職人による握り寿司実演も予定。
(注*):講演会と試食会参加ご希望の方は事前申し込みが必要です。メールにて担当西川consulatjapon.lyon@my.mofa.go.jpまでお問い合わせ下さい。
1-3. 学校での陶芸体験ワークショップ
日時/場所:2017年3月8日(水) 10時~11時30分 / オンブロザ学園
日時/場所:2017年3月9日(木) 15時40分~16時40分 /サン・シャルル学園
内容:リヨン及び近郊でフランス児童への陶芸体験ワークショップを行う。土と炎の芸術とも称される備前焼の本場の土を使った手ひねりをフランスの子供たちに体験してもらう。子供達全員が箸置きを作陶し、備前の窯で焼き上げ、フランスの子供達に箸と共にプレゼントするという企画。時間と国境を越えて出来上がる、世界に一つだけの作品を手にする子供たちは備前焼の魅力、そして日本伝統文化の奥深さに触れることになるだろう。また「いただきます、ごちそうさま」の等の日本独自の美しい言葉や、日本食文化の豊かさを藤原和氏が子供達に紹介する。
- 関連事業
藤原和展示会
日時:3月9日(木)14時半~20時半(19時からオープニング式典)
3月10日(金)14時半~19時半
3月11日(土)11時~19時半
場所:ギャラリーAtelier28
内容:藤原啓・雄・和の藤原3代の作品を展示。3月9日19時に藤原和氏を迎え、オープニング式典を実施。
詳細については主催者ギャラリー28 contact@galerie-atelier28.fr にお問い合わせ下さい。
<本件に関するお問い合わせ>
作家へのインタビューご希望の方は担当西川までご連絡下さい。
在リヨン領事事務所 (担当)西川由里子
住所:131 boulevard Stalingrad 69100 Villeurbanne France
TEL:(+33)-(0)4 37 47 55 00